プラセンタとは日本語で胎盤といい、胎児の発育成長に必要不可欠な、哺乳動物のメスが妊娠した時に持つ特殊な臓器のことです。
胎盤は円盤状をしていて、胎児の成長とともに大きくなり、妊娠末期には直径約15〜20センチ、厚さ2〜3センチくらいになります。受精したばかりの卵子はミクロの存在ですが、わずか10ヶ月の間に見事な赤ちゃんに成長します。
胎盤は人間の体で行われている生命維持機能をすべてそれだけで行っているのです。そのため胎盤には、胎児を育て上げるのに必要な生理活性物質と栄養素が豊富に含まれており、哺乳類動物の牛や馬などが、出産後に胎盤を食べてしまうのは、出産によって消耗した体力を、速やかに回復するのに役立つことを本能的に知っているからだといわれています。
人間もその有用性に気付いて、古代ギリシャのヒポクラテスの時代から民間薬として使われ、中国の漢方では古くから胎盤は不老の秘薬として認められており、秦の始皇帝は不老不死の妙薬として愛飲したと言われています。
近年になり、ヨーロッパなどで胎盤についての研究が進み、医薬品としての有用性が認められ、ドイツやイタリア、スペインなどでは医療用として盛んに使われるようになりました。日本へは昭和初期に入ってきており、50年ほど前に医薬品として認可されています。
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